取り扱いカラー剤その6 天然植物性ヘナ

『ヘナ』。アルカリカラーに対してやっている人は少ないけど、ヘナをやる方は他のカラーは選ばないくらい、根強いファンがいる有名な草木染め染料剤ですよね。

今回はこの『天然植物性ヘナ』について紹介していきたいと思います。

                 

ヘナとはインド北西部のラジャスタン地方に自生する低木植物で、植物染毛剤や薬剤、防腐剤として古来より使用されてきました。
ヘナは髪を染めるだけでなく、髪や地肌にとっても嬉しい効果も持っています。
ただしメリットの他にデメリットもあります。

                  

  《メリット》

●ヘナの最大のメリットとして、カラーと同時にトリートメント作用するので、髪を傷めることがなく、逆にハリ・ツヤを与えられます。

●ナチュラルヘナは完全植物性カラーなので、ジアミンアレルギーの方の心配はないので安心。ただし植物アレルギーの方は使用できません。
(ブラウン~ライトブラウンは微量ですがジアミン入っています)

●髪の毛が薄くなってきた方、細くなってきた方、ボリュームがなくなってきた方の髪にハリ・コシを与えられる。

●マニキュアと異なり地肌に色が付きにくく、直接塗布できるので比較的長持ちする。

●地肌から塗布すれば毛穴の洗浄作用もあり頭皮のケアも同時に行える。

●30%くらいまでの白髪の方であれば、ナチュラル(オレンジ味の強い色)でメッシュのおしゃれ染め感覚のようにできます。

        

  《デメリット

●植物性アレルギーの方にはご使用になれません。当店でのヘナが初めての方には48時間の《パッチテスト》をお願いしています。

●通常のカラーもパッチテストは必要ですが、ヘナはアレルギーの観点から特に重要です。

●髪質や白髪の量によって、個人差による多少の色の違いが出てきます。

●一般のカラー剤に比べ色の種類が少ない。
当店で用意のある色味はダークブラウン、ブラウン、ライトブラウン、ナチュラル(オレンジ味の強い色)のみになります。

●黒髪のトーンアップは出来ません。なので白髪の少ない方はわりと暗めに仕上がります。

●繰り返しヘナをすると、毛先に色が重なっていき暗く感じてしまいます。また元々黒髪の部分も上から重ねるので、そこは更に暗くなります。

●施術後3日位はシャンプー時に色落ちがあります。また、夏は汗と混ざって色落ちするおそれがありますので白系の服を避け、枕や襟につかないように気をつける必要があります。

●数日間は薬草特有の香りが残ります。

●若干きしみます。※当店ではきしみを取り除いて柔らかい手触りにするトリートメントの用意もあります。(別料金700円)

                  

パッチテスト…48時間の肌トラブルがないか確かめるための耐久テストです。

アレルギーなどの観点から当店で初めての方にはお願いしています。

お問い合わせしていただければ施術予定日の2日前にご来店いただき、腕の内側に貼り付けさせてもらいます。もちろん無料になります。